EcoFlowパワーシステムは、コンパクトなモジュール式電源システムです。用途に合わせて自由にカスタマイズすることができ、住宅、トレーラーハウス、キャンピングカー等の電源及び独立電源にも最適なシステムをつくることができます。
世界各国で持続可能なエネルギーシステムへの転換が進められている中、オフグリッド需要がより拡大していくことが見込まれています。世の中の切実なニーズに合わせ「オフグリット」「作業部屋」「キャンピングカー」などあらゆる環境で自由にカスタマイズ可能なエネルギーソリューションの提供が可能です。
EcoFlow パワーシステムは「誰でも手軽に、簡単に!」をコンセプトに設計されており、自立型電源システム導入の敷居を大幅に下げた製品といえます。
モジュール型でシンプル構造
EcoFlowパワーシステムは、基本的に電源の中央制御システムとして機能する「 パワーハブ」と「2kWh /5kWhLFPバッテリー」の2つのモジュールで構成されています。
用途に応じて最大3つのLFPバッテリーをパワーハブに接続することができ、蓄電容量は2kWhから最大15kWhまで拡張可能です。キャンピングカーで約18時間、オフグリッド住宅なら約11~14時間もの間、電力を供給することができます。
また、一般的に独立電源システムは、機器数が多く配線も複雑なものが多かったですが、EcoFlowパワーシステムは、複雑な配線をモジュール化し、誤配線のリスク軽減や組み立ての時間短縮※を意図して設計しています。これにより初めてシステムを組み立てるユーザーでも簡単かつ迅速に設置することが可能になります。
※ EcoFlow社の社内テストに基づくと、パワーシステムと他社製品の設置時間を比べた場合、約1/3の時間で設置が可能でした。但し実際の使用環境等によって、ユーザー体験が異なる場合がありますのでご注意ください。
急速充電・複数充電方法に対応
EcoFlowパワーシステムは、4通りの充電方法「外部電源」「ソーラー充電」「EcoFlowスマート発電機」「車のオルタネーター※1」に対応しています。
フル充電時間も15kWhバッテリーで約2.5時間※2(6000W入力)と非常に短時間です。従来製品同様、EcoFlowが独自開発したX-Stream充電テクノロジー(特許申請済)である高効率充電技術が生かされています。
ソーラーパネル(別売り)を活用すればエコな電力で使用可能で、また停電や災害時に威力を発揮します。パワーハブに3枚のソーラーパネルを接続すると、最大入力は4,800Wにもなります。車のオルタネーターを使用すれば、5,800W入力に対応します。
キャンプサイトなどで一夜を過ごす場合でも、外部電源があれば3,000Wで充電可能です。緊急時のバックアップには、EcoFlowスマート発電機もご利用いただけます。
また、EcoFlow以外のソーラーパネルの接続にも対応しており、様々な充電の組み合わせが楽しめるのもEcoFlow パワーシステムの大きな魅力でもあります。
*閉環境において、量産モデルを用いて有利な条件で試験を行いました。試験結果は、ご利用いただく環境やご利用方法、ファームウェアのバージョンなどによって異なる場合があります。
※1オルタネーターとは自動車の中で電気を生み出すパーツのことをいいます。
※2ある特定条件下で実測した充電時間の目安です。電圧や使用状況によって実際の充電時間が異なる可能性があります。
●LFPバッテリー
長寿命・低温仕様・積み重ね可・容量拡張
2kWhと5kWhの2種類の容量からお選びいただけます。どちらも3段までスタッキング可能で、最大15kWhの容量を実現します。リン酸鉄リチウムイオンバッテリー※を採用し、2kwhは約3000回(初期容量の80%以上を維持)、5kwhは約3500回(初期容量の80%以上を維持)と長寿命です。
搭載されているBMSは、温度、電圧、電流を常に監視し、バッテリーが定格スペック以上に稼働することを防ぐことで、住宅と電源システムの安全性に確保します。また、バッテリーには自己発熱機能が搭載されており、-20°Cの低温環境下でも安心してご使用いただけます。
※リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは正極にリン酸鉄リチウムを使用した電池。エネルギー密度が低く、熱安定性が高いので安全性が高いリチウムイオン電池といわれています。
●パワーハブ
業界初 5in1電力制御システムを使用、省スペース化を実現
EcoFlowパワーハブ1台に、2台のMPPT(最大電力追随制御)ソーラー充電器、DC-DCバッテリー充電器、インバーター、DC-DC降圧コンバーターの5つのモジュール分の機能が集約された、業界初※の5in1電力制御システムで、従来より少ない部品で、簡単にパワーシステムをカスタマイズすることができます。
EcoFlowパワーハブの出力は最大3000W(瞬間最大出力6000W)です。パワーハブに繋げるLFPバッテリーは最大3段の積み重ねが可能なので狭いスペースでも設置が可能です。電力の使用量に応じて容量を自由に選択でき、容量がもっと欲しくなったり、電池寿命がきた場合や不具合がおこった際の交換も簡単にできます。
※EcoFlow社調べ。
●スマート分電盤
システム全体をコントロール、停電時にも安心なシステム
スマート分電盤で家庭内の電力をコントロールすることができます。ヒューズ付きのDC回路が12個、AFCI付きのAC回路が6個あり、キャンピングカーやオフグリッド住宅周辺の配電を管理することができます。EcoFlowアプリまたはタッチパネルモニターで最大6回路のDCを制御します。
停電時には蓄電されている電力を、ご自宅すべてに自動で供給します。マンション、一軒家、オフィス、店舗でも、停電が起こったことさえわからないほど一瞬で切り替わります。EcoFlow パワーシステムには、電力を自動で切り替え供給する「EPS機能(無停電装置)」が内蔵されており、オフィスではパソコンやサーバーのバックアップ電源、飲食店では防犯カメラや業務用冷蔵庫の補助電源などに活用することができます。
*パワーハブやLFPバッテリーを設置に特別な資格は不要です。スマート分電盤の設置には電気工事士の資格が必要な場合があります。
先進的な48Vシステム搭載
EcoFlowパワーシステムは、従来の12Vシステムからより進化した、高効率の48Vシステムを採用しています。これにより、安全性、エネルギー効率、汎用性、使いやすさなど、様々な面でユーザー体験の向上を実現しました。48Vシステムのメリットとしては
①安全性が向上、エネルギー効率が16倍に
同じ出力を前提とした場合、従来の12Vシステムに比べ、配線を通過する電流が48Vシステムの場合はおよそ4分の1で、電力損失は16分の1に抑えられています、また、配線も従来品より細くなるため、よりコンパクトになります。
②高い汎用性でドライヤー等の高出力電化製品も複数使用可能
EcoFlow パワーハブは最大3000Wの出力もあり、エアコン、給湯器、ドライヤーなど高出力電化製品も使用することができます。
③交換/お手入れが非常に簡単
EcoFlow パワーハブは、DC-DC降圧コンバーターが付属しており、電源を実装済みのキャンピングカーでも12Vシステムとの交換が簡単に行えます。
アプリでいつでも遠隔操作!
スマートフォンに専用アプリをダウンロードすることで、遠隔操作&確認が可能になります。アプリを介して、電力使用量、蓄電量、電気回路状況等のチェックやシステム確認、エラー解消、システムのアップデートなどができます。家の中だけでなく、外でも手軽に接続できます。
ニーズに合わせて数種類のキットを用意しております。「スターターキット」には、LFPバッテリーとパワーハブが含まれ、RVやオフグリッド住宅の基本となる電源システムをスピーディーに構築したい方におすすめです。「セミコンプリートキット」は、スターターキットにスマート分電盤を追加したパッケージで、電力消費をさらにコントロールしたい方に最適です。
EcoFlowは、人々の生活をより良いものにするクリーンな電力技術を開発することを目的とし、安全性と利便性に焦点を当て、次世代に向けた最先端のポータブル電源を開発しています。アウトドアやDIYなどの趣味活動だけでなく、あらゆる産業、災害対策といった幅広い場面で人々の活動に不可欠な電力エネルギーを提供し、新たな生活環境や業務活動の機会を生み出します。